今日はまだ1歩も家の外に出ていない。多分、これからも外出しないだろう。1日中家の中だけで過ごすことになる。ほとんど家ごもり、冬ごもり。

 今朝の最低気温はマイナス10度を切った。こう寒くちゃ、用もないのに外を出歩く気になれん。

 いつもなら庭に設けた鳥のえさ台までは行く。それが毎朝の日課だ。裏のベランダから5歩くらいの距離。そこを往復するのが唯一外に出る機会、というような情けない日々が続いている。

 昨日からの寒さのせいか、いつもは顔を出すシジュウカラと雀が、今朝は姿を見せない。昨日の朝、えさ台に置いたヒマワリの種と米がそのまま残っていたから、今日はえさ台往復の日課さえ省略した。

 

 一昨日、モンゴルのウランバートルに住む友達から電話が来た。外はマイナス40度だそうだ。

 私も20年以上前、アラスカはブルックス山中でマイナス45度を体験したことがある。インランド・エスキモーの村を訪ねた時である。考えられる限りの防寒をしても1時間とは家の外にいられなかった。

 マイナス20度くらいまでなら、オホーツクや十勝、旭川、釧路の内陸部で経験したことがある。それらの地方に住む人たちからみたら、マイナス10度など“へ”でもなかろうに。

 隠居の身には寒さがこたえる。身も心も、そして懐も寒いからかな?