4月28日、6、7号羽化

4月29日、裏庭に放す

 6、7号を外に放した直後に、室内に戻ったら、あらたに2頭が羽化していた。

 翅がしっかり乾くのを待って、8、9号も裏庭に。成蝶になってしまえば、あとの命は数日間から十数日間だろう。うまく次の世代に命をつなぐことができるだろうか? 春風に吹かれた2頭が、互いにもつれ合うように舞っていた。

 わが部屋の窓から離れの屋根越しに眺める桜は、満開のピークを越え、風が吹くとちらちらと散り始めている。花の命は短くてー。さて、花咲くこともなかったわが人生、あと何回、桜を愛でることができるだろう。

追記; 4月30日朝、もう1頭(10号)が羽化。5月1日、11号羽化。5月2日、12号、13号羽化。5月4日、14号誕生(天井の照明の隣)。5月6日、15号羽化。5月12日、16号羽化。5月14日、17号羽化するも、翅が乾いて伸びる前に床に落下したらしく、翅が縮んだ状態のまま死ぬ。5月16日、どこからともなく18号誕生。5月24日、19号誕生(網の中)。5月26日、20号誕生。