国ごとのコロナ感染者、死者、感染者に対する死亡割合、10万人あたりの死者数
2022年12月15日現在(米国ホプキンス大学統計=抜粋)
国 感染確認数 死者数 死亡割合 死者数/10万人
Peru 4,376,905 217,704 5.0% 660.27
米国 99,526,290 1,085,224 1.1% 329.39
Brazil 35,696,918 691,178 1.9% 325.17
英国 24,281,515 213,508 0.9% 314.51
Poland 6,358,786 118,389 1.9% 312.81
Italy 24,709,404 182,419 0.7% 301.71
Argentina 9,766,975 130,041 1.3% 287.73
Colombia 6,317,010 141,881 2.2% 278.84
Ukraine 5,653,110 118,553 2.1% 271.08
ロシア 21,370,489 384,807 1.8% 263.68
Mexico 7,169,653 330,729 4.6% 258.80
Spain 13,632,635 116,422 0.9% 249.01
France 38,815,319 161,049 0.4% 246.82
/
Sweden 2,640,369 21,234 0.8% 210.25
Germany 36,859,058 159,367 0.4% 191.65
南アフリカ 4,045,472 102,550 2.5% 172.91
Iran 7,560,247 144,658 1.9% 172.23
Switzerland 4,373,011 14,153 0.3% 163.53
Israel 4,741,232 11,920 0.3% 137.72
Finland 1,417,909 7,572 0.5% 136.66
Denmark 3,415,044 7,657 0.2% 131.18
Canada 4,469,719 48,599 1.1% 127.07
Turkey 16,919,638 101,203 0.6% 120.00
Norway 1,471,342 4,498 0.3% 82.97
Australia 10,870,758 16,492 0.2% 64.78
Iraq 2,464,375 25,366 1.0% 63.06
台湾 8,498,195 14,722 0.2% 61.81
韓国 27,925,572 31,174 0.1% 60.80
Philippines 4,050,866 64,921 1.6% 59.24
Indonesia 6,702,132 160,287 2.4% 58.60
Thailand 4,715,489 33,392 0.7% 47.84
New Zealand 2,026,277 2,258 0.1% 46.82
Vietnam 11,521,388 43,179 0.4% 44.36
日本 26,331,295 52,051 0.2% 41.15
India 44,676,470 530,658 1.2% 38.45
Singapore 2,183,605 1,708 0.1% 29.19
Egypt 515,645 24,800 4.8% 24.23
Pakistan 1,575,486 30,635 1.9% 13.87
Kenya 342,155 5,684 1.7% 10.57
Ethiopia 495,420 7,572 1.5% 6.59
中国 4,167,941 16,262 0.4% 1.15
10万人当たりの死者数が多い順に並べた(ただし死者10万人以下で人口の少ない国は除いた)。赤字は死者10万人以上の国。太字は米国、日本、中国。青字は北欧4カ国。
テレビなんかで中国の新型コロナ対策がにぎやかに論じられている。どちらかというと否定的なニュアンスが強い(中国を取り上げるときは、いつもおんなじ調子のワンパターンだが)。ひどいのになると中国のコロナ政策は失敗、と断じていたり、失敗を期待しているかのようなのもある。あの10憶を超える人口と医療体制の貧弱な山村部を抱え、免疫獲得者が少ないと予想されるから、今後の感染拡大が心配されるが、現在までのところ「失敗」と言えるのだろうーか?
中国よりも、すでに100万人を超える死者を出し、今でもその数を増している世界一の富裕国アメリカの方が、よっぽど異常に思えるのだが・・・。100万人といえば、第1次、第2次各大戦で死んだ米国軍兵士の数をはるかに上回り、100年前のパンデミック「スペイン風邪」の時よりも断然多い。感染者数に対する死者数も意外に高い。医療インフラもワクチン開発も治療薬開発も進んでいるはずなのに。
北欧4ヵ国を比較してみたのは、スウェーデンが自然免疫獲得を期待して「放任政策」を取ったのに対し、隣国の3国は様々な感染対策を実施した。その差が実際の統計に現れているかどうか、を知りたかったから。やっぱり対策を取った方が良かったようにも、差はあんまりなかったようにもみえる。ど~もあんまりはっきりせん。
どちらにしろ、以上はあくまで途中経過。コロナが完全終息した段階で、どの対策が良かったかが分かるのだろう。その時は死者数とともに経済的な影響も考慮されなければならない。こうした検討は、今の刹那的で付和雷同的なメディアには無理だから、専門家の研究に期待している。