ロストフで私に便宜を図ってくれているアンドレイ氏(本人には会えずじまいだった)の手配により、通訳(出迎えてくれたダーチャ嬢)付きで、100kmほど離れたところにある、体験型の歴史ミュージアムに行ってきた。
 Pukhliakovkhとかいうところのはずなのだが、ミュージアムからの迎えの車で行ったので、はっきりした位置はわからない。多分ロストフ市の東方向、ドン川の支流岸に、展示、体験、宿泊などの施設が建設されていた。
 アンドレイ氏の兄弟(彼もアケオロジスト=考古学者、学芸員みたいな役割?)がいて、案内してくれたのは、車で送り迎えしてくれた若いアケオロジスト。
 石器作りも初めて体験した。細石刃で作った替え刃式ナイフ状のものなど、知識では知っていたが、手に取ったのは初めて。どうやって木製の取っ手に取り付けるのか、前から疑問に思っていた。やっぱり、というか、今の基準で考えると、石で作った刃が簡単に外れてしまうようで、昔の人たちはせっせと替え刃していたのでしょう。
 なんだか安心した。